概要
横浜市中区黄金町はかつての違法飲食店と麻薬の街というイメージから数年に及ぶ地域、行政、警察等、多くの人たちの努力によって、大きく変化しました。そして、黄金町は現在、街の再生という新たなテーマに取り組んでいます。
昨年の「黄金町バザール」以後、多くのアーティストが黄金町と関わるようになりました。その一部はスタジオ施設等の利用者として、日常的な制作活動や地域との交流を行っています。そしてもともとこの街にあったまちづくりの活動や、企業、店舗、地域の人たちとのつながりも少しずつ強くなってきました。今年の4月、このような街の新しい動きと、地域の力をひとつに結ぶ組織としてNPO法人「黄金町エリアマネジメントセンター」が発足しました。「黄金町バザール2009」は、この新しいNPOによって企画、運営されます。地域の人たちと入居アーティストが一体となって、アートイベント、ワークショップ、まちなみプランの展示等を行なうことにより、変わりつつある現在の街の姿を伝える仕掛けを展開します。
さらに今年は約10組のゲスト・アーティストが参加します。彼らは、レジデンスを前提に、街をリサーチしながら、作品制作を行う予定です。そして、その一部は前回と同様、街の将来の可能性を示唆する要素として残っていくでしょう。一緒に街を歩いてみてください。それが今年の「黄金町バザール」のテーマです。
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