アジア・アートウィーク
2016年10月2日(日)~10(月・祝)

フォーラム 10月2日(日)
「波紋 — 日本、マレーシア、インドネシア美術の20世紀」

アジア各国の様相がドラスティックに変化した20世紀。近代化によってもたらされた社会思想の変容は、どのような形で美術に影響し、また同時に、美術にもたらされた新しい表現はどのように社会を変えたのでしょうか。本フォーラムでは日本、マレーシア、インドネシアの研究者とアーティストを招き、各地で起こった美術と社会の転形期について議論します。

入場無料予約不要日英逐次通訳有定員各部100名

日時
2016年10月2日(日)
第1部
13:00〜16:00 横浜美術館円形フォーラム
第2部
17:30〜20:30 高架下スタジオSite-D集会場
主催
横浜市、横浜美術館
企画運営
黄金町エリアマネジメントセンター

第1部:
会場/横浜美術館円形フォーラム

13:00-14:00 基調講演(12:30開場)

1868-1945/幕末から第2次世界大戦にかけての日本人の身体観と美術

講師:河田明久(千葉工業大学教授)

14:00-16:00 セッション1

1950年代以降のマレーシア、インドネシアにおけるフェミニズム運動—アーティストの視点から

パネリスト:
 イー・イラン(美術家)
 小勝禮子(近現代美術史・美術批評)
モデレーター:
 木村絵理子(横浜美術館主任学芸員)

横浜美術館
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3−4−1
みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい駅」3番出口徒歩3分。JR線、横浜市営地下鉄線「桜木町駅」から「動く歩道」を利用、徒歩10分。 駐車場(10:00-21:00、収容台数169台):最初の90分は500円、以降30分ごとに250円。
Tel: 045-221-0300 Fax:045-221-0317 (10時~18時、木曜休)
http://yokohama.art.museum

第2部:
会場/高架下スタジオSite-D集会場

17:30-19:30 セッション2(17:00開場)

小野佐世男と1940年代のインドネシア美術

パネリスト:

アンタリクサ(歴史家/クンチ・カルチュラル・スタディーズセンター共同設立者)
小野耕世(日本マンガ学会会長)

モデレーター:

山野真悟(黄金町バザールディレクター)

19:30-20:30 登壇者によるディスカッション

高架下スタジオSite-D集会場
〒231-0066 横浜市中区黄金町1-2番地先
横浜駅から京急線で「日ノ出町駅」より徒歩5分、「黄金町駅」より徒歩8分、JR/地下鉄「桜木町駅」より徒歩15分、JR「関内駅」より徒歩15分 地下鉄「伊勢佐木長者町駅」より徒歩10分。
Tel: 045-261-5467(黄金町エリアマネジメントセンター事務局)
Fax: 045-325-7222
http://koganecho.net
会場間アクセス[ 横浜美術館円形フォーラム 高架下スタジオSite-D集会場 ]
徒歩で[所要時間:26分]
横浜美術館から高架下スタジオSite-D集会場まで徒歩で約2.2km。
バスで[所要時間:16分 料金:現金 220円、IC 216円]
(1)横浜美術館からJR桜木町駅方面へ。「動く歩道」を利用し、バス停「桜木町駅前」まで徒歩10分。
(2)バス停「桜木町駅前」10番のりばから、16:44発の横浜市営バス156系統「滝頭」行きに乗車5分。 (3)バス停「日の出町2丁目」で下車、高架下スタジオSite-D集会場まで徒歩1分。
タクシーで[所要時間:約10分 料金:約820円]
横浜美術館前からタクシーに乗車し約10分。
日ノ出町駅方面へ進み、「東小(あずましょう)入口」交差点を左折、京急線高架下で下車。

講師紹介

河田明久 KAWATA Akihisa

1966年、大阪生まれ。戦時期を中心とする日本の近代美術史研究。千葉工業大学教授。主な著作に「イメージのなかの戦争 日清・日露から冷戦まで」(共著)、「戦争と美術 1937―1945」(共編著)、「画家と戦争」(編著)、「日本美術全集18巻 戦争と美術」(編著)など。

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イー・イラン YEE I-Lann

1971年、サバ州コタキナバル(マレーシア)生まれ、クアラルンプール在住。南オーストラリア大学で美術を、セントラル・セント・マーティン美術学校で絵画を学ぶ。写真、インスタレーション、映像など多様な作品を制作。アジア・パシフィック・トリエンナーレ、ブリスベン(1999年)、福岡アジア美術トリエンナーレ(2009年)、ジャカルタ・ビエンナーレ(2015年)など国際展への参加多数。「アジアをつなぐ―境界を生きる女たち1984-2012」展(2012-13年、栃木県立美術館ほか巡回)、「Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術」展(2013年、横浜美術館ほか巡回)にも出品。

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Photo by Joe Kidd


小勝禮子 KOKATSU Reiko

1955年埼玉県生まれ。近現代美術史、ジェンダー論。元栃木県立美術館学芸課長。企画開催した主な展覧会に、「揺れる女/揺らぐイメージ」展(1997年)、「奔る女たち 女性画家の戦前・戦後」展(2001年)、「前衛の女性1950-1975」展(2005年)、「アジアをつなぐ―境界を生きる女たち1984-2012」展(福岡アジア美術館ほか巡回、2012-13年)、「戦後70年:もうひとつの1940年代美術」展(2015年)など。共著に、香川檀・小勝禮子『記憶の網目をたぐる―アートとジェンダーをめぐる対話』(彩樹社、2007年)ほか。

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木村絵理子 KIMURA Eriko

横浜美術館主任学芸員。現代美術の展覧会を中心に企画。また2005、2014、2017年の横浜トリエンナーレを担当。横浜美術館で企画開催した主な企画展に、「Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術」展(2013年、熊本市現代美術館巡回)、「奈良美智:君や僕にちょっと似ている」展(2012-13年、青森県立美術館ほか巡回)、「高嶺格:とおくてよくみえない」展(2011年、広島市現代美術館ほか巡回)、「束芋:断面の世代」展(2009-10年、国立国際美術館巡回)「金氏徹平:溶け出す都市、空白の森」展(2009年)ほか。

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©427FOTO


アンタリクサ Antariksa

歴史家。クンチ・カルチュラル・スタディーズ・センター共同設立者。インドネシアの文化芸術を研究対象とし、数々の出版物への寄稿、国際的なプロジェクトに参加している。現在、1940年代日本植民地時代のインドネシアにおけるアートコレクティビズムについての本を執筆中。

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小野耕世 ONO Kosei

1939年、東京都生まれ。日本における海外コミックの翻訳出版及び研究、紹介の第一人者。国内外の映画評論やマンガ研究で活躍。また、漫画家および画家である父・小野佐世男の研究を続けている。2006年第10回手塚治虫文化賞特別賞、2014年第18回文化庁メディア芸術祭功労賞を受賞。

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山野真悟 YAMANO Shingo

1970年代より福岡を拠点に美術作家として活動。同時に、IAF芸術研究室を主宰、展覧会企画等をおこなう。1990年より街を使った美術展「ミュージアム・シティ・天神」をプロデュース。2008年より黄金町バザールディレクター。2009年黄金町エリアマネジメントセンター事務局長就任。

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第50回アジア開発銀行年次総会横浜開催

各国財務大臣や中央銀行総裁など3,000人以上が参加し、アジアの経済発展や課題等について議論するアジア開発銀行(ADB)の年次総会が2017年、横浜で開催されます。横浜市では、「ともにひらく、アジアの未来」をコンセプトに、開催に向けた準備を進めています。

公式ウェブサイト

※本フォーラムは、横浜美術館企画展「BODY/PLAY/POLITICS」(10/1~12/14)と黄金町バザール2016(10/1~11/6)の共同関連企画、
第50回アジア開発銀行年次総会横浜開催連携事業として開催します。

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