期間中のイベント・プログラム

演劇センターF《机上演劇祭は机上の空論か@横浜 2》

机上演劇祭は机上の空論か@横浜 2


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「机の上だけあれば、演劇はできます。そういう演劇を「机上演劇」と呼ぶことにしました。いろいろな机上演劇が集まれば演劇祭もできるでしょう。試しにやってみませんか?」
という話を73日に演劇センターFで今回のトーカーでもある様々な演劇作家たちとしたところ、机上演劇祭を開催するには、考えねばならぬ論点が多いことに気がつきました。どこまでが演劇か、あるいはどこまでを演劇と考えた方が面白いか、観客がそこにいるとは何か、趣味の違う作品は一緒に上演されたほうがいいのか。
まず、岸井から20分机上演劇祭についてと、前回のトークイベントの話について、20分ほどプレゼンをします。それからトーカーさんと、どのような演劇祭がいいか1時間ほど話します。
その上で、会場の皆さんと40分ほど話し、今後どうするかを考えます。「机上演劇祭」に興味ある方、是非来てください。
会場は、演劇のための新しい場を実践し構築している、演劇センターFが活動する横浜黄金町です。
定員30名です。恐らく満席となることはないので、ふらっといらしてください。

 


日時:20141023日(木)1930分ー2130

 

司会:
谷竜一(集団:歩行訓練)


トーカー:
石神夏希(ペピン結構設計)
カトリヒデトシ(カトリ企画主宰・プロデューサー)
カゲヤマ気象台(sons wo:
岸井大輔(劇作家/PLAYWORKS
作者本介(ジエン社)
萩原雄太(かもめマシーン) 

 

タイムテーブル
19
30分ー35分 会の説明 司会谷竜一より
19
35分ー20時 カトリヒデトシが石神夏希に語る「机上演劇とは何か?」と、谷竜一と岸井大輔による「机上演劇は有意か?」
20
時ー2030分 萩原雄太による「机上演劇実演」とカゲヤマ気象台による「机上演劇提案覚え書き」
20
30分ー40分 休憩
20
40分ー2130分 3つの机上演劇提案を踏まえ「机上演劇祭は可能か?」を考える。

*なお、19時から会場では、作者本介作の

 「桐島テーブルトークRPG https://note.mu/honsukesan/m/m7e3277f15f61」を、

 作者本介がゲームマスター、萩原雄太がプレイヤー役となって上演しています。

 観覧・参加歓迎します。是非客入れからお楽しみください。

 

会場:黄金町高架下スタジオSite-D
   〒231-0066 横浜市中区黄金町1-2番地先
   京急線「黄金町駅」または「日ノ出町駅」から徒歩約5

 

参加費:1000

 

ご予約・お問合せ:co.playworks@gmail.com(ご予約される方は、タイトルに「机上演劇横浜予約」といれてください)

 

主催:演劇センターF

 


出演者プロフィール

石神夏希(ペピン結構設計)
1980
年生まれ。1999年より演劇集団「ペピン結構設計」を中心に劇作家として活動。2002年『東京の米』にて第2回かながわ戯曲賞最優秀賞受賞。近年はテナントビル、住宅、商店街などでの演劇上演、地域を軸にしたアートプロジェクトの企画や滞在制作を行う。また住宅・建築を主なフィールドに建物や場所に関するリサーチ・執筆・企画を行うなど、「場所」と「物語」を行き来しながら活動している。
最近の活動:黄金町バザール2013出展、本牧アートプロジェクト2013参加、北九州市小倉「Fantastic Arcade Project」ディレクター(2014)など。
http://www.pepin.jp/


カゲヤマ気象台
1988
年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。2008年にsons wo:を設立、主に脚本、演出、音響デザインを手がける。発話や身体から連続性を排除した「機械仕掛けのシアター」を構築しながら、そこで起こる現象にあくまでも独りで対峙できるような「開かれた自己内省のための場」としての演劇空間を追求している。芸創CONNECT Vol.6最優秀賞受賞。F/T13公募プログラム参加。


カトリヒデトシ
神奈川県川崎市生まれ。大学卒業後、公立高校に20年勤務した後、退職。現在は家業を継ぐ。2011年より「カトリ企画」を主宰し、プロデュース公演を行う。20145月の「紙風船文様5」で14回目の公演になる。


岸井大輔
劇作家 1970年生 早稲田大学大一文学部卒 他ジャンルで遂行された創作方法によるジャンルの形式化が演劇でも可能かを問う作品を発表している。代表作「P」「potalive」「文(かきことば)」「東京の条件」現在は、集団の美学を具体的に探し言語化するプロジェクト「オルタナティヴエステティーク」と日本における宗教が都市演劇を生み出した記憶をシミュレートするプロジェクト「始末をかく」を実施中。


作者本介
1983
年埼玉出身。脚本家。2007年演劇ユニット・ジエン社を旗揚げ。以降ジエン社の全作品の脚本と演出を務める。ジエン社は東京芸術劇場主催・『20年安泰。』(2010年)にも選出される。また、脚本・演出家として『演劇最強論』(2013年・飛鳥新社)などにも取り上げられる。舞台だけでなく映像のシナリオ、設定なども手掛け、舞台、映画、TVドラマに脚本などにも参加。作家以外の活動としては、遊園地再生事業団の公演に演出助手として参加している。


谷竜一
1984
年福井県生。山口大学教育学部卒。集団:歩行訓練代表。詩人、演劇作家。ありふれたワンアイディアを対話によって精査しルールを設計、シリアスに、あくまで軽やかに作品を答えるべき問題に転化する作風で独特の評価を得ている。近作に『ゲームの終わり』、『不変の価値』(F/T12公募プログラム他)。東京芸術大学大学院芸術環境創造領域在席。スタジオイマイチ登録アーティスト。詩誌『権力の犬』同人。ニコニコ学会β運動会部員。


萩原雄太
1983年、茨城県生まれ。劇作家・演出家・フリーライター。2007年、かもめマシーンを旗揚げし、社会を「言葉、身体、感覚、イメージを規定するもの」として捉えつつ、社会の中における演劇をテーマとして創作を行う。10年、シアターΧ国際舞台演劇祭にて『かもめ/マシーン』を上演。11年、福島県双葉郡の路上で上演した『福島でゴドーを待ちながら』は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙や、早稲田大学演劇博物館、イタリア・ローマ演劇記念館にて紹介される。12年、ダンサー・振付家である手塚夏子の作品『私的解剖実験6 虚像からの旅立ち』に出演。