演劇センターF《新作ボードゲームのルールを戯曲としてやりながら考える》
新しい演劇の地平を探る「演劇センターF」にて、ただいろんなボードゲームを2日間やります。演劇だと言い張って。
劇作家の岸井大輔kishiidaisuke.comは、この秋、名古屋の中川運河リミコライン・アートプロジェクトに新作としてシミュレーションボードゲーム「みずぎわのいきもの」を出品しました。この作品はゲームでありながら、プレイ風景が演劇として鑑賞可能であり、プレイ後の痕跡が展示となるように作られています。
渋家を始めた人であり、来年演出家篠田千明の新作に戯曲を提供することが決まっている齋藤桂太は、中高時代、将棋部、囲碁部、チェス部、オセロ部に顔を出していて、麻雀にあけくれていました。オセロの公式戦で全国二位になったこともあるとかないとか。
岸井と斉藤は、来年合作でボードゲームを作ろうと計画しています。そのために、斉藤おすすめのゲームと岸井の新作をプレイしてみる会をします。
予約不要ですが、いつ来るか、どんなゲームをしたいかあらかじめいっておいてくれるとあわせられるので、楽しいです。お待ちしています。
▼日時:2014年10月17日(金)15:00〜19:00
2014年10月18日(土)12:00〜19:00
▼参加料:500円(飲食物持ち込み自由)
▼場所:演劇センターF
〒231-0053 横浜市中区初音町2-43-6 Kogane-X Lab.
※京急線「黄金町駅」または「日ノ出町駅」から徒歩約5分
▼お問い合わせ:
演劇センターF
http://tcf-project.net/
info@tcf-project.net / 090-2411-8217
▼プロフィール
岸井大輔(PLAYWORKS)
劇作家。1970年生。ほかジャンルで遂行された、創作方法や媒体によるジャンルの形式化を演劇でもやれるのかという問いのもと、演劇の可能性を問い演劇の自由度をあげる作品群を1995年から発表している。代表作「P」「potalive」「文(かきことば)」「東京の条件」現在、日本中を徒歩で移動しながら演劇を作るスタイルそのものの作品化を試みつつ、世間を媒体とした劇作をシリーズ名「始末をかく」で模索している。
http://www.kishiidaisuke.com/
齋藤桂太(美術作家/演劇作家/アーティスト)
パブリック・コンセプチュアル・テキストをテーマに、記号化による潜在性の顕在化を主軸とすることで、可能性を「ひらく」ための方法を模索している。
代表作「渋家(SHIBUHOUSE)」では、まず「家を借りる」というコンセプチュアルな美術作品を制作し、その「借りられた部屋」をパブリックに「ひらく」ことで、集う人々の間に演劇的な状況を発生させ、そこで「おきる」演劇的な現象を元に、展示やイベント・テキストの作成・ディスカッションやカンファレンスなどを行っている。
また岸井大輔「戯曲|東京の条件」の編集を担当し、ニッポンのジレンマ「新TOKYO論」に出演。篠田千明「機劇」への出演を経て、演劇作品の制作を開始した。
来年度には初の個展を計画しており、岸井大輔とは新作ボードゲームを共同制作し、発表する予定。