京都を拠点に、世界的な活動を展開している劇団・地点。昨年、京都にアトリエ・アンダースローを開設し、そこでブレヒト『ファッツァー』やチェーホフの四大戯曲など様々なレパートリー作品を上演しているほか、観客相互のパトロン制度「カルチベートチケット」を導入するなど、演劇文化を浸透させる新たな試みに取り組んでいます。
一方で、彼らは2011年からKAAT(神奈川芸術劇場)との共同制作を毎年行っており、芥川龍之介、太宰治、ドストエフスキーらの文学作品を演劇として上演するチャレンジも行ってきました。この秋は、10月11〜13日にノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクの『光のない。』をKAATで上演予定。横浜もまた、地点にとっては大切な町になっています。
さて今回は、その地点の制作者であるお二人をお迎えし、京都のアトリエ運営やカルチベートチケットの仕組みについて、制度面のみならず、根幹となる思想から語っていただこうと思います。また、横浜での今後の展開についても伺いますので、(演劇や劇場運営に直接関わっていなくても)横浜在住・在勤の方も大歓迎。ささやかな交流の場になればと思います。狭い会場のためご予約が必要ですが、ぜひお気軽にお越しください。
語り手:田嶋結菜、小森あや(共に地点)
聞き手:藤原ちから(演劇センターF、BricolaQ)
▼日時
2014年9月2日(火)19:30~21:30(19:00開場)
▼会場
演劇センターF
〒231-0053 横浜市中区初音町2-43-6 Kogane-X Lab.
京急線「黄金町駅」または「日ノ出町駅」から徒歩約5分
▼参加費:500円
▼定員:15名(事前予約制/定員に達し次第受付を終了します)
▼予約方法
件名を【地点トーク、予約】とし、
1.お名前 2.人数 3.ご連絡先(メールアドレス/電話番号)をご記入の上、
info@tcf-project.net まで、ご連絡ください。
返信をもって、ご予約完了とさせていただきます
小森あや
地点制作。1981年北海道生まれ。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業後、アートユニット「明和電機」のアシスタントワークを経て、2010年よりフェスティバル/トーキョー事務局に勤務。2014年、地点の制作者として演劇活動の拠点を京都に移す。
田嶋結菜
地点制作。1980年神奈川県生まれ。国際基督教大学(ICU)卒業後、青年団・こまばアゴラ劇場に勤務。アトリエ春風舎のこけら落とし作品として上演された『三人姉妹』(2003年)以降、すべての地点作品及び三浦基演出作品に関わる。2005年、地点の制作者として演劇活動の拠点を京都に移す。2007年までの京都芸術センター勤務を経て、地点の専属制作者に。