黄金町エリアマネジメントセンター > 黄金町バザール2013 > 黄金町バザール2013「アートで歩く まちの足跡」概要&参加アーティスト発表

黄金町バザール2013「アートで歩く まちの足跡」

『黄金町バザール』は横浜市中区黄金町エリアで地域のまちづくりに取組む「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」と「黄金町エリアマネジメントセンター」が共同で開催するアートフェスティバルです。

今年で第6回目を迎える『黄金町バザール2013』では、国内外15組のアーティストが黄金町エリアで制作を行い、その成果を展覧会として発表します。展示の他、バザール・オフィシャル・ガイドがまちを案内し、かいだん広場では地域の商店が中心となるマーケットが開催されるなど、黄金町バザールを通して、日々変化していくまちの姿を巡る約2ヶ月間の旅が始まります。

日常的な時間が流れるまちは点在する作品とつながり、再びまちとアートの可能性を探る『黄金町バザール2013』を、ぜひ体験してください。

開催概要

2013年9月14日(土)~11月24日(日) 11:00~19:00/休場日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
会場:京急線「日ノ出町駅」から「黄金町駅」の間の高架下スタジオ、周辺スタジオ、既存の店舗、屋外、他

参加アーティスト

「黄金町バザール2013」では3つの方法により、15組のアーティストを選出、黄金町エリアで滞在制作を行い、作品を展示します。

国内外の関係団体による推薦
国内外に向けての活発な交流を通じたネットワーク作りを目的に、新たな試みとして日本を含むアジア7地域で独自のアートプロジェクトを実践しているアート・スペースやアーティスト・コレクティブとの協力のもと、21組の推薦の中から、7組(国内2組、海外5組)のアーティストを選出いたしました。

usuda
《ZA》2010年
臼田香織 Kaori Usuda(日本、仙台)
1981年宮城県生まれ、武蔵野美術大学美術学部彫刻学科を卒業。主に人物や動物をモチーフにした彫刻作品を多数発表している。
推薦者: 日和アートセンター / 立石沙織(コーディネーター)
2011年より、横浜・石巻文化芸術交流プログラム実行委員会が、宮城県石巻市の中心市街地に開設したアート・スペース。石巻に滞在し、制作を行う国内外のアーティストを支援し、石巻を拠点とするアーティストへのサポートを行う。石巻の未来を考える場となることを目指す。
wada
《主婦のためのスタイリッシュなハエ》2012、2013年
和田昌宏 Masahiro Wada(日本、東京)
1977年東京都生まれ、ゴールドスミスカレッジ・ファインアート科を卒業。彫刻、インスタレーション、パフォーマンス、映像を主な表現媒体として作品を制作している。
推薦者:アートセンター・オンゴーイング / 小川希(代表)
アートセンター・オンゴーイングは、今の時代を担うアーティストを紹介するギャラリースペースや、交流の場としてのカフェ&バースペースの運営、独自のアーティストアーカイブを提供するライブラリースペースなどを併設する芸術複合施設。シンポジウムやライブなどのイベントも積極的に行い、現在進行形の表現の可能性を探る。
wok
《Burn Your Idol》2011年
ウォック・ザ・ロック
Wok the Rock(インドネシア、ジョグジャカルタ)
1975年生まれ。ニューメディアやテクノロジーが、インドネシアの大衆文化に与えている影響を探るべく、アートと音楽の分野を横断しながら活動を展開。
推薦者:クンチ・カルチュラル・スタディーズ・センター / アンタリクサ(共同ディレクター)
文化的な批評精神をもち、許容範囲が広く、全ての人が力をもつインドネシア社会を実現するために1999年に設立されたNPO。実験的な精神と批評精神をもったカルチュラル・スタディーズを、大衆文化を利用してムーヴメントとして広げていくことを目標とする。
joey
《hardin ng Kalikasan》2011年
ジョーイ・コブコボ Joey Cobcobo(フィリピン、マニラ)
1983年生まれ。絵画、製版、木彫の異なる分野を組み合わせた立体作品やインスタレーションを展開している。
推薦者:98B コラボラトリー/マリカ・コンスタンティーノ(共同ディレクター)
アート、デザイン、音楽、フィルムなど、クリエイティブな分野の実践者、クリエイティブな活動に関心をもつ一般市民を繋げるための活動拠点。マニラへの訪問者のためのインフォメーションセンター、レジデンスプログラム、トークイベント、アートマーケットなど様々な企画を展開している。
taihanhong
《Passing in between》2012年
タイ・ハン・ホン Tai Han-Hong(台湾、台北)
1978年生まれ。木や金属を使った彫刻作品を制作する。作品の制作を通して、「境界線」の可能性や新たなあり方を提示する。
推薦者:關渡美術館 / リヤ・ワン(キュレーター)
關渡美術館は台湾で最初に設立された大学美術館。主に台湾やアジアの状況を反映した展覧会の企画の他、2008年より關渡ビエンナーレの開催を行っている。アカデミックな要素を持ちながら、大学と地域コミュニティとのつながりを形成することを理念におき、アート教育と社会教育に取り組んでいる。海外からアーティストを展覧会に招聘することで、国際的な対話が行われるプラットフォームとなることを目指す。
torlap
《3147966 sq.cm mobile gallery》2009年
トーラープ・ラープジャロエンスック
Torlarp Larpjaroensook(タイ、チェンマイ)
1977年生まれ、チェンマイ大学芸術学部で絵画を学ぶ。照明、オブジェの制作から、店舗の内装まで手がける。作品と鑑賞者の関係に関心を持ち、様々な手法で表現活動を行っている。
推薦者:チェンマイ・アート・コレクティブ(CAC) / スッティラット・スパパリンヤ(代表)
チェンマイを拠点に2013年1月より活動開始。チェンマイのアートに関わる人、スペースやその他の情報が集積するオンライン・プラットホーム作りに取組んでいる。アートイベントやスペースや人の居場所が一目で分かるようなオンラインマップを制作すると同時に、関連情報の収集と作成を行っている。オンラインを主な情報発信源に、実際に人が動き活動を活性化し、アートコミュニティと観客の育成を目指している。
phan
《Eternity》2011年
ファン・カン Phan Quang(ベトナム、ホーチミン)
1976年生まれ。広告、ファッション、スポーツ、報道写真など幅広い分野で写真を発表している。近年は、作家自身の個人的な体験とベトナムの体験記にみられる脅迫観念や夢といった要素を編み込んだテーマ性の高いセルフ・ポートレートを制作している。
推薦者:ゼロステーション / グエン・ニュー・フイ(ディレクター)
スタジオ、展示空間、宿泊施設をもつ。ベトナムのアーティストと海外のアーティストが、対話し、共に考え、共に活動に取組む機会の創出を主なミッションとする。

ゲスト
3組(国内2組、海外1組)を招聘します。

ohta
《コール・ミー・メイビー》2012年
太田遼 Haruka Ohta(日本、埼玉)
1984年東京都生まれ、武蔵野美術大学大学院修了。既存の建築や場に直接語りかけるような作品を制作している。
sugawara
参考写真、2013年
菅原康太+石神夏希
Kota Sugawara+Natsuki Ishigami(日本、横浜)
フォトグラファーの菅原と脚本家の石神によるコラボレーション。鑑賞者が作品を見ていく課程で、場所を移動しながら、まちの魅力に触れる作品を展開していく。
heqianli
《黒苔》2011年
何千里 He Qianli(中国、成都)
1981年中国生まれ、四川音楽院成都美術学院終了。主に、植物で溢れる風景を題材にした作品を制作、独自の風景画のスタイルを確立している。
協力:ヨコハマ創造都市センター(横浜市・成都市アーティスト・イン・レジデンス交流事業)

公募
アーティストの育成と支援を目的に公募枠を設け、応募総数144組から5組(国内3組、海外2組)が選出されました。

off-Nibroll
《無題》2013年 
off-Nibroll [高橋啓祐、矢内原美邦](日本、東京/横浜)
2005年結成。ダンスカンパニー・Nibrollの映像・高橋啓祐と振付家・矢内原美邦によるユニット。映像インスタレーションとともにダンスパフォーマンスを展開し、身体と映像の関係性を追求している。
couch
《PIXEL WORKS》2013年
couch(日本、東京)
宮崎大樹、浅尾怜子によるアート&デザインユニット。
kamata
《D.frame.window》2012年
Photo by Ken Kato,shiseido gallery
鎌田友介 Yusuke Kamata(日本、横浜)
1984年神奈川県生まれ、東京芸術大学研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。立体や写真を用いて、美術、建築、歴史的事象などを現在と交差させる作品を展開。
pj
《Tenji’s suite》2012年
ピエール・ジャン・ジルー
Pierre Jean Giloux(フランス、パリ)
1965年生まれ。3Dアニメーションと現実の映像を組み合わせた作品など、新しい技術を取り入れながら、複数のメディア、イメージをかけあわせた作品を展開している。
muhammad
《Ignominy》2013年
ムハマド・ハビブ・アクラム
Muhammad Habib Akram(パキスタン、グジラート)
1988年生まれ。絵画、パフォーマンス、映像投影など複数のメディアを用いた作品を展開する。作品を通して、人間の罪、精神、社会における役割を問う。

入場料

会期中有効のフリーパス
前売り:500円/当日:700円 (中学生以下無料)
販売場所:バザール バザール、黄金町アートブックバザール、他
※ 前売り販売期間 2013年8月17日(土)〜9月13日(金)

アクセス

京急線「日ノ出町駅」、または「黄金町駅」徒歩3分

主催

特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター/初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会

お問合せ

特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター
〒231-0066 横浜市中区日ノ出町2-158
TEL: 045-261-5467
FAX: 045-325-7222
E-MAIL: info@koganecho.net

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