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    <title>インタビュー　Interview</title>
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    <updated>2010-07-06T12:39:57Z</updated>
    <subtitle>黄金町を中心に活動中のアーティストやクリエーターまたはカフェやライブハウスなどを経営している方々など様々な職種の方にお話を聞いていきます。</subtitle>
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    <title>file004 笠木靖之 Yasuyuki Kasagi </title>
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    <published>2010-03-25T05:18:11Z</published>
    <updated>2010-07-06T12:39:57Z</updated>

    <summary>file004_______________ 
笠木靖之　photographer 2009年から「黄金町バザール2009」や毎月行っているオープンスタジオなど黄金町エリアのドキュメント写真を撮影しているカメラマンの笠木靖之さんに、インタビューを行いました。黄金町エリアのさまざまな活動についてスタッフ、お客さんとは異なった視点からお話していただきました。.....続きを読む</summary>
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        <name>黄金町エリアマネジメントセンタースタッフ</name>
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    </author>
    
        <category term="photographer" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.koganecho.net/interview/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file04yasuyuki-kasagi01.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file04yasuyuki-kasagi01.jpg" width="479" height="321" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
 </p>

<div style="border-top: 3px double; border-bottom: 3px double; background-color : #eeeeef ; margin-top: 20px;"><div style="margin: 10px;">2009年から「黄金町バザール2009」や毎月行っているオープンスタジオなど黄金町エリアのドキュメント写真を撮影しているカメラマンの笠木靖之さんに、インタビューを行いました。黄金町エリアのさまざまな活動についてスタッフ、お客さんとは異なった視点からお話していただきました。

<p> <br />
インタビュー・編集：岩崎　美冴</div></div><br />
 <br />
 </p>]]>
        <![CDATA[<p><strong>＿カメラマンになったきっかけを教えてください。</strong><br />
　<br />
<strong>笠木：</strong>もともと写真や絵が好きで、こどものころは、絵描きになりたいと思っていました。おじさんが油絵の絵描きで生活しているのですが、親もそれがどれだけ大変か知っているので絵描きになるのは反対されました。小さいときは絵を描いたり、写真をみたりするのは好きで、学生のころから趣味として写真を撮っていました。<br />
 <br />
大学院を修了後、就職してからは写真とは関係ない仕事をしていたので、写真専門の学校は出ていないんです。就職して3年目にこのまま一生この仕事をするよりも好きなことをやりたいと思って、うまくいくかどうかわからないけど、トライしてみました。それまでに身につけた技術や知識を捨て新しいことを始めるという点で、勇気も必要でした。未経験で写真の仕事につくのは難しいと思っていましたが、幸か不幸か探し始めてわりとすぐに仕事が見つかりました。偶然、ある写真スタジオで拾ってもらい、そこでアシスタントとして働いて3年目くらいから写真を撮る仕事をするようになりました。そこでは11年間働いて、広告写真、カタログ、チラシの宣伝用の写真を撮影していました。写真の基礎の基礎は自分で勉強しました。専門的な技術はそのスタジオで教えてもらいました。<br />
 <br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file04yasuyuki-kasagi02.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file04yasuyuki-kasagi02.jpg" width="479" height="321" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
 <br />
<strong>＿今はフリーのカメラマンとして活動されているのですか？</strong><br />
 <br />
<strong>笠木：</strong>カメラマンとして働き始めた会社に入ったころデジタルカメラは存在していませんでした。働き始めて８年目くらいからデジタルカメラを使うようになりました。<br />
 <br />
11年目のときにフリーになろうと思って会社をやめました。そのころからデジタルの時代になると思っていたので、自分のスキルをあげるために、そういった技術を学べる会社に入りました。そこで２年くらいデジタルの技術を身につけながら仕事をして、その後、完全にフリーになりました。<br />
 <br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file04yasuyuki-kasagi03.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file04yasuyuki-kasagi03.jpg" width="479" height="321" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
 <br />
<strong>＿黄金町以外ではどんなところで写真の仕事をしているんですか？</strong><br />
 <br />
<strong>笠木：</strong>現地にいって写真を撮る仕事が多いです。アートイベントやシンポジウムの撮影などがあります。一番メジャーなのは、フジロックフェスティバルの撮影だと思います。フジロックフェスティバルでは、オフィシャルカメラマンとして2004年からアーティストの撮影を担当しています。最初は会社に依頼が来た仕事だったのですが、フリーになってからも続いています。去年はY150関係のイベントの撮影や、横浜だったらYCCやZAIMの仕事をやっています。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file04yasuyuki-kasagi043.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file04yasuyuki-kasagi043.jpg" width="479" height="321" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
<em><small> フジロックフェスティバル Photo:Yasuyuki Kasagi</small></em><br />
　<br />
<strong>＿ 笠木さんの目から見て黄金町の面白いところ、他とは違うところ、魅力などを教えてください。</strong><br />
 <br />
<strong>笠木：</strong>活動自体よくわかるし、やろうとしていることもわかる。難しいんだろうなというのも感じている。黄金町に初めて来たのが、2008年の黄金町バザールのときで、お客さんとして来ました。その時は大々的で派手なことをやっているなというイメージがありました。けれど、街には独特な雰囲気があって、古いものに新しいものを乗せているという違和感を感じました。<br />
 <br />
その後、2009年に仕事として、黄金町にきたときに、その前の年に比べると日常的に居るアーティストも増えたし、お祭りではない感じがして、街になじんでいるなという印象を受けました。</p>

<p>ただ、それをお客さんに見せるという段階まで考えると、もっとできることがあるのではないかと思います。<br />
 <br />
僕も黄金町によく来るようになったので親近感を持って見たときに、いつも来るところで自分たちの知っている人が楽しいことをやっているという点では、楽しいのかなと感じるようになってきました。リピーターが来て楽しんでもらえるような場所にはなっていると思います。</p>

<p>1回きて、ぱっと見て面白いと思えるものが、ピンポイントではあると思うけど、全体的に黄金町って面白いねというところまで持って行くのは大変だなと感じていました。<br />
 <br />
さらに、黄金町がこれからどうなっていくのかという点では、いろんな立場の人で考えていることが違うから、自分たちが考えている方向とは、違う方向にいくこともあると思います。いろんな活動が混ざり合っている中で、どんな形になるのかなと思っています。<br />
　<br />
<strong>＿ 地域の人たちとNPOやアーティストとのつながりは、ドキュメント写真を撮影している笠木さんからみてどのように見えますか？</strong><br />
 <br />
<strong>笠木：</strong>本当のところはよくわからないけど、地元という部分が見える活動は、コガネックスラボだと思います。地元の人の協力も見えるし、こどももたくさんいるから、全体を巻き込んだ運動であることは感じています。<br />
NPOと地元という部分で結束はできていると思いますが、外から来た人がどう感じるかというのはまた違うと思います。<br />
  <br />
 <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file04yasuyuki-kasagi041.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file04yasuyuki-kasagi041.jpg" width="479" height="321" class="mt-image-none" style="" /></span> <br />
<em><small>黄金町bazaar2009 Photo:Yasuyuki Kasagi</small></em><br />
　<br />
<strong>＿ドキュメント写真を撮影する中で、黄金町バザールとはどんなアートイベントだと感じますか？</strong><br />
 <br />
<strong>笠木：</strong>イベントを誰のためにやるのかという点、お客さんの目でみたときに面白いのかという点が一番大事なことだと思っています。黄金町バザールという点で見ると、入り込めば楽しい。それをどうやって示すかというのが問題だと思います。<br />
  <br />
例えば、僕も写真をたくさん撮ったので、それを写真集にしてLCAMPに置かせてもらって、黄金町バザールに来てないけど、ここに来た人がそれを見て、こういうことやっているんだというのが、わかってもらえればいいなと思っています。<br />
 <br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file04yasuyuki-kasagi08.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file04yasuyuki-kasagi08.jpg" width="480" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
 <br />
<strong>＿黄金町バザール2009で印象に残っている作品やイベントはありますか？</strong><br />
 <br />
<strong>笠木：</strong>志村さんのまちあるきツアー「彩る散歩道」のワークショップは意外性があって面白かった。<br />
  <br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file04yasuyuki-kasagi044.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file04yasuyuki-kasagi044.jpg" width="354" height="530" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
<em><small>志村信裕「赤い靴」 Photo:Yasuyuki Kasagi</small></em><br />
 <br />
<strong>＿今、変化している真っ最中。今後、こうなったらいいな、など期待することはありますか？</strong><br />
  <br />
<strong>笠木：</strong>バザールがお祭りとして定着するには、インフラ整備が必要かなと思います。飲食がここしかないとか、もう少しお店があるなど。黄金町バザール自体が面白いというのも必要ですが、街の魅力を発信していくのも重要だと思います。<br />
 <br />
<strong>＿これまで黄金町を見てきた笠木さんとして、こんな街になったらいいなというイメージはありますか？</strong><br />
 <br />
<strong>笠木：</strong>街の魅力とは、壊すなら壊すでこれまでよりもいいものを作って行けばいいと思います。活動も同じことで、続けることも大事だけど、お店がなくなるなら、さらにいいものを作っていけばいい。<br />
 <br />
それをみんなが考えてやらないと、ただ、まちづくりという言葉だけでは、いい街になっていかない。そこには原動力が必要なんだろうなと思う。黄金町が特殊なのは断絶した街という点だと思います。今までの歴史を途切れさせようとしている。アートだけの街というのはあり得ないと思います。黄金町が、生活の街になるのか、暮らしやすい街になるか、賑わいのある街になるのか...。その一つとしてアートがあってもいいと思います。そこにきているアーティストの商品が売れたらもっといい。継続的に街として活動ができる場所であることが必要なのだと思います。<br />
 <br />
あと、環境面からいうと街の光が通るような造りの街だとイメージ的にも変るだろうし、写真にも現れてくると思う。<br />
 <br />
大岡川は桜並木もあるしロケーションが行かせるようなまちになるといいな。そのための黄金スタジオ、日ノ出スタジオだと思います。</p>

<p>  <br />
 <br />
ありがとうございました。</p>]]>
    </content>
</entry>

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    <title>file003 クリス・チョン・チャン・フイ（マレーシア）Chris Chong Chan Fui (Malaysia)</title>
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    <published>2010-02-18T05:19:04Z</published>
    <updated>2010-03-17T03:38:34Z</updated>

    <summary>file003_______________ 
クリス・チョン・チャン・フイ  
Chris Chong Chan Fui
artist 実験映画から映像インスタレーション、そして長編映画をも手がけるクリス・チョンは、伝統的な技法と新しいメディアの境界で表現活動を展開しています。2009年黄金町に滞在し、サウンドデザイナー森永泰弘との共作で《HEAVENHELL》を製作しました。.....続きを読む</summary>
    <author>
        <name>junya yanagimoto</name>
        
    </author>
    
        <category term="artist " scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.koganecho.net/interview/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Chris-Chong-Chan-Fui01.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/Chris-Chong-Chan-Fui01.jpg" width="479" height="322" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
<div style="border-top: 3px double; border-bottom: 3px double; background-color : #eeeeef ; margin-top: 20px;"><div style="margin: 10px;">実験映画から映像インスタレーション、そして長編映画をも手がけるクリス・チョンは、伝統的な技法と新しいメディアの境界で表現活動を展開しています。2009年黄金町に滞在し、サウンドデザイナー森永泰弘との共作で《HEAVENHELL》を製作しました。クリスの略歴（英）は<a href="http://www.tanjungarupictures.com/2008/08/chris-chong-chan-fui-is-malaysian-born.html" target="_blank" >こちら</a>をご覧下さい。<br />
　<br />
インタビュー・編集：平野真弓　写真：笠木靖之</div></div></p>]]>
        <![CDATA[<div style="width:475px; text-align: right;"><a href="#en03"><strong>→Read English</strong></a></div>

<p> <br />
<strong>Q：クリスさんに初めてお会いしたのは昨年の６月。クアラルンプールにあるセントラルマーケットという商業施設のカフェで待ち合わせましたね。派手な土産物屋が入ったどこにでもあるような空間で、《BLOCK B》のお話しを伺ったのを良く覚えています。この作品では、巨大な団地の建物全体を定点から捉え、ひとつの幾何学模様の面として浮かび上がらせるのですが、映像が進むとともに、その中を行き交う人の動きや光の変化が見え始めます。そこに森永泰弘さんがデザインした音の要素が重なり、壁の向こうの、ひとつひとつのセルの中にある人の生活が詩的に浮かび上がってきます。<br />
この作品について、建物を「形」として観察する中からストーリーが自然に生まれたとおっしゃっていたので、黄金町にある元売春宿の典型的なつくりと、現在の街並みをお話したいと思いました。実際の黄金町をご覧になって、私の説明から想像された街並みとの違いを感じましたか？</strong> </p>

<p>　<br />
<strong>クリス：</strong>私が思っていた以上に、黄金町には過去の面影が感じられました。赤色のテント看板は今も残っていたし、高層ビルが全く建っていないことにも驚きました。私が状況をきちんと把握していないのかもしれませんが、外国人の視点からすると、物質的な歴史の痕跡が黄金町には残されていました。<br />
《BLOCK B》でもそうなのですが、道であれ建物であれ、ある空間の構造をじっくり観察していると、過去の名残や跡形のようなものが見えてきます。それまでの時間の流れを示す、消去不可能で不変な何かが。社会の発展や近代化のためにどんなに一生懸命隠そうとしても、場所が持つ雰囲気は、隠せないんですよね。一歩引いて見てみると、構造物は線と形で構成されているのが分かります。人はその中でただ生活をするのではなくて、これらの線や形に手を加えようとするんです。塗装したり、増築したり、汚してみたりして、何とか操ろうとするんです。私は、この線と形のわずかな変化が歴史を物語るのだと思っています。 <br />
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Chris-Chong-Chan-Fui03.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/Chris-Chong-Chan-Fui03.jpg" width="479" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
<small><em>《HEAVENHELL》撮影風景 09.10</em></small><br />
　<br />
<strong>Q：黄金町でのリサーチの結果、黒澤明監督が「天国と地獄」で描き出したこの街のイメージが、新作のテーマとなったのですが、これは、街の現状よりも、黒澤監督が作り出したイメージに、リアリティを感じたからでしょうか。映画・映像が現代社会に及ぼす影響、またその関係についても、併せてご意見をお聞かせ下さい。</strong> <br />
　<br />
<strong>クリス：</strong>黄金町を実際に訪れて初めて、「天国と地獄」の舞台が黄金町周辺だったことを知りました。街の人から、売春宿が立並んでいた黄金町の路地が、この映画のワンシーンのモデルになったという話しを聞いて、過去のひどい状況を知りました。とても偶然のできごとでした。自分が実際に、黒澤映画の舞台となったであろう場所に立てたことに興奮を覚えました。これも、素敵な偶然でした。<br />
　<br />
黒澤監督の「地獄」のシーンはとても劇的に描かれているし、製作当時からは日本社会自体も大きく変わっていることは想像できたので、2009年にリサーチの目的で黄金町に来たときは、「天国と地獄」に出てくるような街並みがあるとは思いもしませんでした。<br />
　<br />
黒澤監督自身も、当時の黄金町の路地そのものを表現しようとしたのではないと思います。映画で描かれているのは、むしろ、監督の黄金町のイメージに基づいた光景のように見受けられます。このシーンはとても表現豊かに描かれています。例えば、悪役のサングラスに映り込む光や、路地にたむろしている人たちのゾンビのような動きなど、とても丁寧に演出されています。台詞はないのですが、たくさんの要素が盛り込まれています。全体的に警察の推理映画のような雰囲気が強いこの作品の中盤に、スタイルが違うこのシーンを挿入しているのは、とても冒険心があると思います。 <br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Chris-Chong-Chan-Fui04.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/Chris-Chong-Chan-Fui04.jpg" width="479" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
<small><em>《HEAVENHELL》撮影風景 09.10</em></small><br />
 <br />
映画 / ビデオ / ニューメディアが、現代社会にどのような影響を与えているか　―　これはとても大きな問題です。視覚媒体が私たちに与える影響は過大で、良い目的にも悪い目的にも用いられてきました。</p>

<p>現在、メディアは、表現手段というよりも、販売促進の手段として使われています。世界で最も未発展とされる地域、もしくは遠隔地でさえも、国際的な企業ブランドが推進するイメージを目にします。それは、有名なシンガーだったり、映画俳優だったり、アーティストだったりするのですが、こうしたイメージが世界中に広がっていくに連れて、地域文化が希薄なものになっていきます。この状況は拒否できないし、止めることもできません。でも、ここで重要な問題は、こういったイメージを作る立場に居るのは誰か、どのような責任感を持って彼らはイメージを作っているかということだと思います。<br />
　<br />
デジタル化は「民主主義」のミディアムだと思われがちですが、私はその逆だと思っています。デジタルカメラにビデオ、携帯電話やその他の新しいメディアは、クリエイティブな活動の道を大きくひらいているように思われがちですが、それに付随する責任という問題に関しては触れられていません。財政的に裕福であればあるほど、簡単に情報が発信できてしまう。誰もがイメージを作ることのできる立場にあるという状況は、社会の落とし穴だと思います。最終産物に向かって、全速力で進むのではなくて、制作の過程そのものにもっと時間を費やすようになることを願います。ユーチューブやフェイスブックなどの新しいメディアの登場によって、たくさんの人の声が幅広く公開されるようになっていますが、実際に発言する前に、きちんと考えることの大切さに気づく必要があると思います。<br />
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Chris-Chong-Chan-Fui02.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/Chris-Chong-Chan-Fui02.jpg" width="479" height="204" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
<small><em>《HEAVENHELL》</em></small><br />
　<br />
<strong>Q：《HEAVENHELL》の製作にあたり、日本の若手アーティストやスタッフとのディスカッションが連日行われ、最終的には、出演者も含め多数の人の協力で、クリスさんのアイデアに基づいたイメージが街に作り込まれていったのですが、その過程は、黄金町のまちづくりと、何か共通点があるような気がしました。 </strong><br />
　<br />
<strong>クリス：</strong>《HEAVENHELL》の製作は、手探りで進めていくような感覚で、とてもやりがいのある作業でした。少しずつ、少しずつストーリーが生まれてくる。街で活動する人とのディスカッションやその他の思いもよらないところから、アイデアが生まれてくる。実際、何かを発見するための調査というか、ドキュメンタリー作品みたいな感じでした。<br />
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Chris-Chong-Chan-Fui05.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/Chris-Chong-Chan-Fui05.jpg" width="479" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
<small><em>《HEAVENHELL》</em></small><br />
 <br />
<strong>Q：黄金町のまちづくりは、現在の街並みを、大きなビルで瞬時に置き換える大型の都市開発ではなく、既存の建物に手を加え、新しい活動を導入する「空間の再生」という手法をとっています。その作業をアーティストや建築家といった、イメージを形にしていく力を持つ人たちと共に進めています。クリスさんも、森永さんを筆頭に、他のアーティストや、その他多数の人との協同製作を行っていますが、その魅力を教えて頂けますか？  </strong><br />
　<br />
<strong>クリス：</strong>単調なリズムでの製作は苦手です。もし自分が変化や変動のない作品製作を続けていたら、それはとても残念に思います。共同作業は、未知の場所や異文化に、自分がよそ者として関わったときに感じる、難しさとやりがいのような、自分ひとりでは思いもよらない方向性を示してくれます。また、コラボレーションというのは、人との作業だけではなくて、構造体やオブジェとの協同という側面もあります。《HEAVENHELL》の場合は、黄金町の路地に対するアイデアとの協同作業という感覚もありました。街の現状に合わせて自分のアイデアを練り直すのと同時に、路地の光景も私のイメージに適合させなければならない。コラボレーションは、最後まで何が出てくるかわからないけれど、最も着実で信頼のおけるプロセスだと感じています。責任感とマナーをもって進められれば、未知の可能性と実り多い結果をもたらしてくれます。私は、これからもコラボレーションの形で製作を続けて行きたいとおもいます。特に、建築家と。 <br />
　<br />
　<br />
<strong>Q：今後の予定を教えて下さい。 </strong><br />
　<br />
<strong>クリス：</strong>クアラルンプールの高速道路橋をテーマにしたビデオインスタレーションを制作しています。それと同時に、私の出身地であるマレーシアのボルネオのサバ、コタキナバルを舞台にした私の第２作目となる長編映画の台本を執筆中です。<br />
 <br />
  <br />
 <br />
 <br />
 <br />
<a name="en03"></a><br />
-------<br />
<div style="border-top: 3px double; border-bottom: 3px double; background-color : #eeeeef ; margin-top: 20px;"><div style="margin: 10px;"><strong>Chris Chong Chan Fui (Malaysia)  Artist <br />
</strong></p>

<p>From experimental to feature-length films and video installations, Chris Chong works on the border between traditional technique and new media. He stayed in Koganecho in 2009 and created new media installation "HEAVENHELL" in collaboration with the sound artist, Yasuhiro Morinaga. Please click <a href="http://www.tanjungarupictures.com/2008/08/chris-chong-chan-fui-is-malaysian-born.html" target="_blank" >here</a> for Chris' bio.<br />
 <br />
Interviewer & editor: Mayumi Hirano, Photographs: Yasuyuki Kasagi </div></div><br />
rom experimental to feature-length films and video installations, Chris Chong works on the border between traditional technique and new media.  <br />
 <br />
<strong>Q：We met for the first time in last June. We were sitting in a cafe at KL's Central Market - a very commercial space filled with kitschy souvenir shops. I thought it was interesting to learn about "BLOCK B" in such an ubiquitous space. In "BLOCK B,"  the camera captures the exterior of a massive apartment complex from a fixed point, so the building appears as a geometric surface.</p>

<p>As time passes, viewers watch the movement of people in the grid and see the sun light move across the space. Together with Yasuhiro Morinaga's sound elements, I feel that the work poetically presents the lives of people behind the wall, in each cell.  You've mentioned to me that first you see a building as a form, and then stories naturally arise from that kind of contemplation. At that point I thought it best to describe the typical structure of brothels in Koganecho.  Did you find the actual townscape of Koganecho different from what you had imagined from my explanation? </strong><br />
 <br />
<strong>Chris：</strong>The townscape of Koganecho had more remnants of it's past then I had previously imagined. I was surprised that the red awnings were still up and that the small streets were not yet overwrought with generic high-rise buildings.  From an outsider's point of view, there were traces of physical history even though I may not understand it all.  Like BLOCK B, when you look at the infrastructure of a space, whether it be a building or street, and you look at it long enough, you will notice these remnants and traces.  Something that is indelible and permanent that marks a period of time.  A personality always shows itself however hard we may try to cover it up for the sake of development and modernity.  When you take a step back, infrastructures are formed by lines and shapes.  We are then forced to work and live in these lines and shapes.  Instead of just living in these lines and shapes, we try and change it as we move in it.  We paint, we build, we stain, we manipulate.  The lines and shapes change slightly which gives it a history.   <br />
 <br />
 <br />
<strong>Q：After your research in Koganecho, you based your proposal on an "image" of Koganecho from an Akira Kurosawa's film "High and Low." Does this mean that you found more reality in Kurosawa's film than the actual situation of the town? A potentially related question, what are your thoughts on how film, video and new media is influencing the way we experience the world. </strong><br />
 <br />
<strong>Chris:</strong>Before I came to Koganecho, I never realized that "High and Low" was filmed in that area. It was only when one of the residents mentioned that Kurosawa shot on those brothel streets that I realized that the street had another more scandalous life years ago.  It was a great coincidence.  I was very excited to be on a street that the film was shot on.  It was a wonderful coincidence. <br />
 <br />
The way Kurosawa shot the scenes of Koganecho was very theatrical, and I knew that things would have changed since the 60's, so I didn't expect to see the same thing when I came for the research trip in 2009.   I don't imagine that Kurosawa also saw the streets of Koganecho in that same way as he shot it in the film.  Kurosawa's scene seemed more like more an interpretation of what he felt when he thinks of that street.  It was very expressive.  The use of reflections from the villain's sunglasses; the carefully choreographed zombie-like movements of the residents.  A lot was being said in this scene without any dialogue.  I thought it was quite brave of Kurosawa to throw this scene in the middle of the film.  It was stylistically very different from the rest of the film which was more of a police thriller.   <br />
 <br />
It's a very big question to find an answer on how film / video / new media influences the world we live in.  The visual medium is so powerful, but it has been used both in a negative way and a positive way.  Media is being used to sell rather then to express.  Even in the least developed or most remote areas of the world, popular iconic branded images from international corporations can still be seen and this includes singers, film actors, artists, etc.  Access to images from all around the world dilutes a community's culture.  That is undeniable and it is unstoppable.  For me, it's about who has access to create these images and how responsible they are when they create it.  I feel that too many people think that the digital age is a 'democratic' medium, but I think the opposite.  Digital video cameras, hand-phones, and other new mediums supposedly make it easy to be a creator, but the idea of responsibility is left unquestioned.  Therefore it becomes who has the greatest financial wealth and hence the greatest access to being heard.  Giving everyone access to creating images so quickly is like a gimmick.  A quick and easy trend.  It is haphazard and juvenile.  I hope people would take their time in creating rather then always racing for an end product.   With new medias, there are many voices in the world now (youtube, facebook, etc) and easy access to them. I think it's time to stop and think before we speak. <br />
 <br />
 <br />
<strong>Q：Producing "HEAVENHELL" took long hours of discussion with other young artists and staff members, and finally your image was realized in the actual street in collaboration with many people including the cast and residents. I felt this process was somehow similar to our work in Koganecho - town rejuvenation by art.   </strong><br />
 <br />
<strong>Chris：</strong>I truly enjoyed the process for HEAVENHELL.  I liked the idea of going into the project blindly.  The stories came out little bit at a time.  Ideas came from discussion and sharing from residents and other unlikely sources.  It felt like a documentary actually; an investigation.  I like this process of discovery. <br />
 <br />
 <br />
<strong>Q：The Area of Koganecho didn't choose the typical urban development that momentarily replaces the existing townscape with skyscrapers. Instead we are trying to "revitalize" the town by working with existing buildings and inserting new softwares to them.  We are carrying on this project with artists, architects and other people who are willed to transform imagination into reality. You often collaborate with other artists, certainly including Yasu, to realize a work. What do you think the charm of collaboration is? </strong><br />
 <br />
<strong>Chris：</strong>I don't like to be in the same rhythm all the time.  I would be very disappointed if I was creating work that didn't change and fluctuate.  Collaboration pushes you to places where you don't normally go, just like the way certain locations and cultures challenge you when you are an outsider.  At the same time, it is not just about collaborating with people, but you can also collaborate with infrastructure and objects.  Like HEAVENHELL, in a sense, that was a collaboration with the idea of the Koganecho streets.  I had to adjust for what the street was like now, while the street had to adjust to the image I was creating.  I enjoy collaborations because I never know what will be the final outcome.  I feel there is a definitive process to collaboration.  If you collaborate with responsibility and good manners, then something unknown and fruitful will come of it.  I would hope to collaborate more, especially with architects. <br />
 <br />
 <br />
<strong>Q：Do you mind sharing the plans for your future work? </strong><br />
 <br />
<strong>Chris：</strong>I'm working on another video installation involving highway bridges in Kuala Lumpur, which I hope to shoot by the end of 2010.  At the same time, I'm writing my second feature film script set in my home town of Kota Kinabalu, Sabah, Malaysian Borneo. </p>]]>
    </content>
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    <title>file002 久保萌菜 Kubo Moena</title>
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    <id>tag:www.koganecho.net,2009:/interview//6.77</id>

    <published>2009-07-10T05:14:09Z</published>
    <updated>2010-02-18T06:48:48Z</updated>

    <summary>file002_______________ 
久保萌菜  
artist 小規模店舗がホワイトキューブのような空間に改修された「大平荘スタジオ」。向かいは高架下を覆うフェンス、両脇は営業中のスナック。そんなスタジオと大学を行き来しながら、制作活動を続けている久保萌菜さんに、黄金町での活動についてお話を伺いました。.....続きを読む</summary>
    <author>
        <name>junya yanagimoto</name>
        
    </author>
    
        <category term="artist " scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.koganecho.net/interview/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file002kubo01.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file002kubo01.jpg" width="479" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
 <br />
<div style="border-top: 3px double; border-bottom: 3px double; background-color : #eeeeef ; margin-top: 20px;"><div style="margin: 10px;"> 小規模店舗がホワイトキューブのような空間に改修された「大平荘スタジオ」。向かいは高架下を覆うフェンス、両脇は営業中のスナック。そんなスタジオと大学を行き来しながら、制作活動を続けている久保萌菜さんに、黄金町での活動についてお話を伺いました。<br />
　<br />
インタビュアー、編集：平野真弓　　写真：柳本順也</div></div></p>]]>
        <![CDATA[<p><strong>＿事務局が日ノ出町にあるからかもしれませんが、大平荘がある黄金町駅近くの小路地は、昨年のバザールが動き出した当初、事務局にとっては未知の場所でした。横浜美術館のサテライトギャラリーがオープンした後も、女性１人のお留守番を心配に思った記憶があります。</strong></p>

<p>面接の日まで、私はここがこういう場所だということを知らなくて、とてもびっくりしました。<br />
はじめのころは通りがかりの方がのぞいて行かれることが多くて、やっぱりとても怖かったです。びくびくしながら制作していました。<br />
カウンターを入口近くに置いたのも、ロールスクリーンを取りつけたのも制作中全てが見えないようにするためでした。<br />
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file002kubo02.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file002kubo02.jpg" width="479" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
　　<br />
<strong>＿施設利用の応募の前に、黄金町に来たことはありましたか？</strong><br />
　<br />
学校で今もお世話になっている安齊重男さんにバザールのおはなしを聞いて、興味をもちました。<br />
一度だけ、12月の大感謝祭のときに来ました。とても気にいって、その日の帰り道にプランをいろいろ考え、夜に申請書を書きました。<br />
大平荘を見たときに絶対ここだ！と思ったんです。<br />
　<br />
<strong>＿この界隈を歩いて、何か違うなあという感覚はなかったですか？</strong><br />
　<br />
外国みたいだなという印象を受けました。自分が今まで見た街とは違いました。そこもすごくいいなと思ったんです。閉鎖されていたお店とかを見ても、私は何のお店なのかわからなかったので、店の名前が怪しいなと思うくらいでした。<br />
あと大岡川のある景色にとても惹かれました。<br />
私は横浜近辺に詳しくなくて、横浜の方から心配されたこともありましたが、この街で活動を始めてから、街の方々に色々と教えてもらいました。おとなりのヤグチレジデンスの関本さんが、気にかけて下さいます。始めは本当にひとりで心細かったので、とても助かりました。<br />
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file002kubo03.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file002kubo03.jpg" width="479" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
　<br />
<strong>＿入居が始まった頃は、みんなで集まる機会も限られていたし、事務局もマップを作るところまで手が回っていませんでした。</strong><br />
　<br />
そうですね。はじめの入居者連絡会議があるまでは、おとなりの関本さん以外は、どんな方がいらっしゃるのかわからなくて、どきどきしました。やっと街の方とも入居者の方とも慣れたころに４月が来てしまったので、もうちょっとがんばりたいなと思って、4月からの中期利用にも応募しました。<br />
ここは、学校のアトリエの良さとは全く違う良さがあります。様々な分野のアーティストがいるし、街の方とおはなししたり、見る側の方からはなしを聞けるのは、なかなかない機会なので、「ああ、そうやってみえるんだ」とか自分ひとりでは気づかなかった見え方を発見できたり、すごく面白くて、楽しくて、それでここに居着いちゃっているんです。<br />
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file002kubo04.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file002kubo04.jpg" width="479" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
　<br />
<strong>＿大学と黄金町の両立は大変でしょうね。実際、現在入居中のアーティストはこの街を拠点に絞って活動している人がほとんどです。</strong><br />
　<br />
そうですね。本当はそうしたいんですけど、まだやるべきことがのこっているので。実は学校に身が入らなくなってしまっています。<br />
　<br />
<strong>＿黄金町のまちづくりに関わるスタッフとして、喜んでいいのかどうか複雑な気持ちです。大平荘で続けている「こがねいろのかけら」のワークショップは、ここに来る前に始められたんですか？</strong><br />
　<br />
いえ、ここに来て始めました。１月からの滞在制作期間に100人くらいの方が来てくれて、結構な量ができました。<br />
色紙をはさみで切って「かけら」を作ってもらうのですが、本当につくる方の性格がでます。毎回とても楽しませてもらっています。<br />
桜まつりの季節は桜をテーマにかけらを作ってもらったんですけど、「だからといって桜の正確なかたちじゃなくていいよ」っていったら、みんな本当に自由に作ってくれて、さまざまな形が出来ました。<br />
オーガンジーという布を２枚縫い合わせて、ポケットみたいになっているのですが、各自のかけらを好きなところに入れてもらって一枚の作品になります。ここにあるのは全てまちの方に作っていただいたものです。<br />
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file002kubo05.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file002kubo05.jpg" width="479" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
　<br />
<strong>＿私も大平荘でかけら作りをしたのですが、こどもの頃を思い出しました。昔は何も考えずに切れたのに、今は色々と考えてしまう。</strong><br />
　<br />
突然色紙を前にしてなにか切れなんていわれたって考えてしまいますよね。おはなししながらきることで、その緊張を解けたらいいなとおもっています。<br />
私はできるだけ考えないで、とにかくたくさん切ります。後で気にいった形をピックアップして、絵の一部にします。私はこの作業をドローイングと呼んでいます。<br />
あまり考えないで切っていくので手では描けないおもしろい形や、誰かと一緒におはなしをする中で偶然生まれる形だとか、色紙を折ってからはさみで切っていくと、どんな形になるかわからなくて、広げると面白い形が出来ていたりするのが好きで、このプロセスを選んでいます。<br />
出来上がったかけらをあつめて、油彩をつかってひとつの絵に仕上げていきます。<br />
入居してすぐ「黄金町にきたらすることリスト」をつくりました。<br />
・さんぽをする<br />
・はっけんする（写真を撮る）<br />
・かけらをつくる<br />
・絵を描く<br />
この辺をさんぽして、何か発見したら写真にとって持って帰ってくる。毎日１枚撮っているんですけど、今では200枚くらいになりました。<br />
最近は、自転車で遠出さんぽもしています。地図は持たないで出かけて、少し迷子になりながら、なんとか帰って来ます。<br />
　<br />
　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file002kubo06.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file002kubo06.jpg" width="479" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
　<br />
<strong>＿お話を聞いているとリストをつくるような計画的な面と、偶然性を大切に制作している面があるんですね。</strong><br />
　<br />
たしかにそうですね。自分でも気づきませんでした。今はそのバランスがとてもちょうどいいみたいです。<br />
　<br />
<strong>＿横浜美術館がこの大平荘を使っていたときとは、ずいぶん雰囲気が変わりましたね。あのときは「展示空間」、つまり見せる空間だったのが、今はものを作る空間という感じがします。</strong><br />
　<br />
私にとって一番ベストなのは、展示をしている空間もあって、制作をしている空間もあって、誰でもが気軽に入れる場所です。<br />
制作過程は、作家にとっても見せる機会があまりないし、見る方にとっても見る機会があまりない。<br />
私の作品は制作過程のなかではさみを使ったドローイングがあるのでその作業を見てもらえたり、一緒につくってもらえることはとても意味があると感じています。<br />
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file002kubo07.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file002kubo07.jpg" width="479" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
　<br />
<strong>＿大平荘でのこれからのプランは？</strong><br />
　<br />
かけらのドローイング、ワークショップはひきつづき行います。<br />
あとはその日の気分で大平荘にあるものを最大限に使って新しい遊びを考えだして遊んだりつくったりするゆるーいワークショップをやってみたいな、と考えています。以前大平荘の道具をたくさん並べてながいながいドミノをつくってあそんだことがきっかけです。<br />
あとは大平荘の半分にすてきなアーティストを１ヶ月限定で招待して一緒に滞在制作をして展示をしよう。という企画をたてています。<br />
　<br />
<strong>＿ありがとうございました。</strong><br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>file001 山野真悟 Yamano Shingo</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.koganecho.net/interview/2009/05/interview-7.html" />
    <id>tag:www.koganecho.net,2009:/interview//6.41</id>

    <published>2009-05-19T20:02:59Z</published>
    <updated>2009-06-17T04:52:20Z</updated>

    <summary>file001_______________ 
山野真悟 Yamano Shingo
curator昨年行われた「黄金町バザール」のディレクターを務め、現在はNPO法人黄金町エリアマネジメントセンターの事務局長という立場で黄金町に関わっている山野真悟氏にお話を伺いました。昨年の.....続きを読む</summary>
    <author>
        <name>junya yanagimoto</name>
        
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        <category term="curator" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.koganecho.net/interview/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file001yamano01.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file001yamano01.jpg" class="mt-image-none" style="" height="320" width="479" /></span></p>

<div style="border-top: 3px double; border-bottom: 3px double; background-color : #eeeeef ; margin-top: 20px;"><div style="margin: 10px;"> 昨年行われた「黄金町バザール」のディレクターを務め、現在はNPO法人黄金町エリアマネジメントセンターの事務局長という立場で黄金町に関わっている山野真悟氏にお話を伺いました。昨年の「黄金町バザール」の開催に続き、まちづくり、アーティストとこの街の関係、地域の人とのつながりなどについて、山野氏の視点から語っていただきました。
<br /><br />
インタビュアー、編集：岩崎美冴　　写真：柳本順也 </div></div>]]>
        <![CDATA[<p> <br />
 <br />
<strong>_昨年の黄金町バザールを終えてからNPO設立までの流れを教えてください。</strong><br />
 <br />
もともとNPO立ち上げの計画は、Kogane-X Lab.の活動や特殊飲食店の借上げが進む過程で話があがっていました。その話が、昨年の黄金町バザールの開催によって急に展開したようです。<br />
 <br />
借上げた建物をアーティストに貸し出す、というアイディアを横浜市の行政の人たちが考えていました。それを実際に昨年の黄金町バザールのときに行ったことで、もともと行われていたまちづくりとアートの可能性が結びつきました。そして、その活動を継続的に運営するための運営母体が必要になり、NPOを立ち上げることになったというわけです。<br />
 <br />
 <br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file001yamano03.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file001yamano03.jpg" class="mt-image-none" style="" height="321" width="479" /></span><br />
 <br />
 <strong>_実際にNPOの活動として柱になるものを教えてください。</strong><br />
 <br />
黄金町エリアのまちづくりや街の再生というテーマと、アートイベント、創造界隈の形成という2つの流れをつないでいるのが、このNPOの特徴だと思います。NPOは、まちづくりの活動と、黄金町バザールなどのアートイベントの開催やアーティストの活動支援を同時に行っています。<br />
 <br />
アーティストや店舗がどうやってこの街に定着していくか、どうしたら昔の街に戻らないかという点を考えています。当初、僕はもっと簡単に考えていたのですが、実は今も昔に戻る可能性をかなり持っていると思います。もとに戻らないようにするためには、アートイベントを開催するだけでは解決できません。アーティストの活動が街に定着し、生活の場となり、それを拡大させていく必要があります。そして、昔の商売に頼らなくても経済的に成り立つ地域にしていく。それをこれから少しずつ進めていきたいと思っています。<br />
 <br />
そして、地域のみなさんや、遠くからこの街に来てくださる多くの方々に対して、街の姿が変わる過程を伝えていくのも重要な役割のひとつです。 <br />
 <br />
 <br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file001yamano04.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file001yamano04.jpg" width="479" height="321" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
 <br />
<strong>_昨年の黄金町バザールの会場となった場所は、今はどのように使われていますか？  </strong><br />
 <br />
黄金町バザールが終わってから入居者の募集を行いました。アーティストやショップの経営者など19組の人たちが入居して活動を始めています。 <br />
 <br />
 <br />
<strong>_黄金町バザールの時と今の街の状況に違いはありますか？</strong><br />
 <br />
黄金町バザールのときは、当然イベントとしてかなりの広報活動をしたこともあってたくさんの人たちに来ていただきました。今は黄金町バザールのときほど多くの人が来るわけではありませんが、入居者の人たちが継続的に活動し、それが街のイメージを変える力になっています。<br />
 <br />
例えば、黄金町バザールの場合は、全体の会場構成という意味で意図的な配置を行いました。しかし、今のように日常的な活動をしている状況ではそこまで意図的な構成はできません。そういう意味で今、アーティストたちは街の一部として活動していると思います。<br />
 <br />
 <br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file001yamano05.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file001yamano05.jpg" width="479" height="321" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
 <br />
<strong>_スタジオ利用者の公募を行いましたがどのような点が選考の基準になったのでしょうか？</strong></p><br />
 <br />
選考委員が4人いました。アート性を重視した評価軸と、地域にこういうのが欲しいなという地域の人の評価軸がありました。この2つを合わせて選考したので、評価基準は結構厳しいと思います。<br />
 <br />
家賃が安いからという動機だけで応募してきた人たちはほとんど採用されていません。アーティストについては水準や、将来性、地域の人との交流などを面接で確認しました。さらに3ヶ月間のテスト期間をもうけるなど、入居者の選考については常に慎重に進めています。<br />
 <br />
 <br />
 <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file001yamano06.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file001yamano06.jpg" width="479" height="321" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
 <br />
<strong>_地域の人たちはアーティストをどのように受け入れているのでしょうか？山野さんの視点で教えてください。</strong><br />
 <br />
こういう活動をしていて、みんなが大歓迎というのはあり得ません。理解してくれる人、共感してくれる人が少しずつ増えていけばいいと思います。今は初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会の人たちをはじめ、アーティストやNPOのスタッフが日常的に顔を合わせ、輪が少しずつ大きくなっているかなという感じです。それが少しずつ増えていけばいいと思っています。ある程度時間がかかる仕事です。<br />
 <br />
 <br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="file001yamano07.jpg" src="http://www.koganecho.net/interview/images/file001yamano07.jpg" width="479" height="321" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
　<br />
<strong>_2009年の黄金町バザールはどのような展覧会になるのでしょうか？</strong><br />
 <br />
去年より今年のほうが大変かもしれません。去年はゼロから作りました。今年はアーティスト・イン・レジデンスのメリットを最大限に活かしたものをやりたいと思っています。<br />
 <br />
去年の黄金町バザールでは一部のアーティストがレジデンスをしましたが、今回は、できるだけ多くのアーティストに１ヶ月、２ヶ月、滞在してもらいます。当然、その時に街の状況を見たり、歴史についても話をしたりします。<br />
 <br />
前回の黄金町バザールの時は、こちらがアーティストに対しかなり踏み込んで構成しました。街の状況にピントを合わせることをキュレーター側がやりました。その代わりとして今回はレジデンスの期間があります。また、場所があって作品が完結するもの、前回でいうと、北川貴好さんの作品スタイルのように、そこでしか出来ない、そういうのが出来たらいいと思います。さらにそれが建物と一緒に残ってもいいと思います。そして、それを将来活用していけたらさらにいいですね。また、スタジオ入居者も参加アーティストになります。彼らはある程度、街のことは知っていますから、黄金町バザールに向けてディスカッションしながら一緒に企画を作っていきたいです。</p>]]>
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