大賀雅雄(大賀堂印房店主)
2013年05月01日(水)

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初音町にお店を構えて約70年、100年以上続く老舗の「まちのハンコ屋さん」、大賀堂印房の4代目店主 大賀雅雄さんです。

 
_まず、大賀さんがハンコ屋さんになった経緯を教えてください。


大賀:実家は戦前から続くハンコ屋でしたが、私は音楽が好きでCDショップなどで働いていました。あるきっかけで家業を継ぐことを決め、20代後半で職業訓練校に入り印章技術を学びました。最初は上大岡のハンコ屋で修行を積み、その後家業を継ぎました。
 
 
_まちのハンコ屋として仕事をしつつ、今年2月に開催された「技能グランプリ」では見事一位を受賞しましたね。大会に挑戦したい気持ちは強かったのですか?


大賀:職業訓練校時代から、先生や周りの学生が大会に挑戦していたので、私も自然と取組んでいました。やるからには、トップを目指したい。2005年に初挑戦して、6回目にして金メダルを頂くことが出来ました。
 
 
_手彫りでつくるハンコ職人として、どんなこだわりや工夫があるのでしょうか。


大賀:同じハンコでも、自分用や贈り物、用途も様々。どんなハンコを期待しているのか聞き出して、書体や材質、デザインなど希望に添うよう丁寧に提案をしていきます。ひとつの字でも、字の成り立ちや意味、用途、現代に合うかなどで提案も変わります。隣り合う字とのバランスも調整して一生使える「良いもの」を使っていただきたいです。
 
 
_読者のみなさんに、ひとこと!


大賀:機械とパソコンがあれば、素人でもハンコがつくれる時代。だからこそ、金賞を頂いた技術や努力を商品に活かし、「良いものをもちたい」と思うひとに喜んでもらえる気品あるハンコを作っていきたいと思います。