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黄金町AIR2018:第1期新規アーティスト発表
2018/4/28:update

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 横浜市中区黄金町エリアで活動するNPO法人黄金町エリアマネジメントセンターでは、元違法風俗店として使用されていた空き店舗を、アーティストのスタジオとして活用するアーティスト・イン・レジデンス(AIR)事業を2009年より実施しています。
 今年度は、従来から実施している1年間の「長期レジデンス(Long Term)」に加え、3ヶ月間の「短期レジデンス(Short Term)」を新設し、2018年1月16日から2月17日まで国内外へ広く公募しました。結果、両レジデンス合わせて18組の新規参加が決定し、4月1日から順次レジデンスを開始しました。
 このプログラムには、継続含め全体で約50組のアーティストが参加しています。参加中の全アーティストリストは、こちらのページをご覧ください。
▶︎http://www.koganecho.net/artist-in-residence/


選考について

yamano_2017.jpg  今年度、新しい試みとして3ヶ月間のAIRの枠を設定しました。参加アーティストのみなさんには、短い時間の中でひとつのテーマに集中して取り組むことや、環境の変化によって、作品上の新しい展開や今までなかった交流の機会が生まれることを期待しています。
 今回はAIRが始まって10年目の節目の年にふさわしい多様な個性を持つアーティストがあつまりました。
 「黄金町に訪れた新しい風」である彼らの仕事をぜひ多くのみなさんにご紹介したいと思います。
 
山野真悟(黄金町エリアマネジメントセンター事務局長)


1.黄金町AIR 2018概要

  長期レジデンス|Long Term  
レジデンス期間 2018年4月1日〜2019年3月
採択組数 9組
アーティスト名 Johnagami Lab田中 真帆常木 理早平山 好哉MIYAKE YURI三輪 恭子森田 裕子安田 拓郎山本 アンディ 彩果
  短期レジデンス|Short Term  
レジデンス期間 2018年4月1日〜6月 
採択組数 9組
アーティスト名 安里 槙梅原 麻紀Engku Iman大野 光一小山 維子木村 亜津DamaDamTal松本 太郎吉本 直紀

2.アーティストプロフィール

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《Play of sunlight》2010|パネルに油彩
安里 槙|ASATO Shin
 Short Term 

1984年沖縄県生まれ。美術家。 主に絵画・ミクストメディア・インスタレーションを主軸に、光、水、風といった自然の「気配」に興味を持ち、創作を行っている。 これまで数多くのレジデンスプログラムに参加。主な個展として、「Footprints」(浜比嘉島、沖縄)「shadows and colours」(Die Farberei、ミュンヘン、ドイツ)など。
http://shinasato.wixsite.com/home


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《アーカイヴ --HAYY(ハイ)--》2015|ミクストメディア|コラボレーションによる作品
梅原 麻紀|UMEHARA Maki
 Short Term 

愛知県生まれ。美術家。
移動による心理的、物理的な意味が変化する状態、あるいはこうしたプロセスとしてのコラボレーションやコミュニケーションに興味を持ち、これらを知覚し記録しようとする。
http://www.makiumehara.com/


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Engku Iman|エンク・イマン
 Short Term 

1990年マレーシア生まれ。
地域固有の文化に潜むアイロニー、矛盾、言葉使いに触れていくことで、ユーモラスに富んだ強い皮肉を生み出す。彼女は、異なる様式でイラストレーションやモノをトレーシングペーパーを用いて紙に写す/移すことで、さまざまな印象を与える。そして現在では、いろいろな素材を用いたインスタレーションを通して、自身の手法を徐々に試している。生み出された作品は全て、個人的な思考を持つことと公的に行動すること、際立つことと協調すること、独立性を保つことと何かに従っていること、といった漠然とした繋がりの中にある緊張関係をあぶり出している。
http://senidoa.tumblr.com/


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PHOTO: TANI Hirofumi
大野 光一|OHNO Kouichi
 Short Term 

1987年生まれ。アーティスト。
人の顔をモチーフに作品を制作している。人にとって顔というものは特別大切な物である。顔は人間社会では名刺であり、パスポートであり、心の内を写す鏡であり、それと同時に心の内を隠すマスクでもある。顔には怖くて美しい、とても大きな力がある。人の顔の向こう、薄い皮膚の裏側にその人の魂のような物があると感じる。この世界はその様な無数の顔で溢れ、そして支えられている。
http://ko-oono.tumblr.com/


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《Jyunbanmachi》2018|木、ペイティング
小山 維子|OYAMA Yukiko
 Short Term 

1993年宮城県生まれ。ペインター。
絵画を中心に、そこにある、いるものや空間との間の状況も含めての関係性について考えている。実際目にする日常での出来事や、とても個人的だったり、逆に他人事だったりする状況を形を変えてもう一度捉え直すようなことをしている。最近は決まられたかたちの中での線に対する興味がある。
https://omayagoto.jimdo.com/


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《palette》2017
木村 亜津|KIMURA Azu
 Short Term 

1986年生まれ。フラワーデザイナー、アーティスト。
自然物テーマに作品を制作。植物の持っている生物学的な特徴や、視覚的な特徴を切り取って再構築することで、植物という存在が鑑賞者にとって新鮮なものになることを目的に活動している。
http://azukimura.com/


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Johnagami Lab|ジョナガミ・ラボ
 Long Term 

「黄金町×九龍城」20世紀、他国の接収を免れ悪名高い無法地帯として君臨した二つの街。そこに住む人々の暮らし。そして突如訪れる消滅。作品と空間で見せる仮想現実。歴史と国境を越えて黄金町の地に再現する。
https://johnagamilab.wixsite.com/labo


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田中 真帆|TANAKA Maho
 Long Term 

1994年横浜生まれ。陶芸。
私達の持つ普遍的な感情は、目に見える形を通して共有・共感し合えるものと信じて制作をしています。人と関係することは難しい。相手は他者であり、本質的にわかり合うことは出来ない。しかし、私たちは相手を愛おしく思い、離れることをしません。コミュニケーションの不可能性が生むのは断絶ではなく、わかり合おうとすること、受け入れ、受け入れられること、その継続です。この過程の痕跡を形作りたい。
https://tanakamaho1027.wixsite.com/sail


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DamaDamTal|ダマ・ダム・タル
 Short Term 

あらゆる場所に時間にあらゆる手段で、独自のファンタジーを忍び込ませるインスタレーション・パフォーマンスユニット。
始動時より核となる3名の他に、常に多様なアーティストと共作。其々がテーマを受けて自由に作り出したものが一堂に会した空間で、どのような出来事が起こせるかという、時間の共有までがトータルでDamaDamTalの作品となる。 2017年からはパフォーマンスを「展示」する、という形態を研究中。
https://www.facebook.com/damadamtal


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常木 理早|TSUNEGI Risa
 Long Term 

1982年群馬県生まれ。立体、インスタレーション
目で見えるものが真実とは限らない。最終的には実体験のみ信用に足ると信じる傍、私は「あたかも」な状況を作り出すことを制作において重視している。理屈ではわかっても体の反応が追いつかない感覚、驚きと欺瞞、惑わすこと。絵画の陰影や形の重なりによる、実際はないのにあたかもあるように見える奥行きと素材そのものへの興味から表現形態が平面から立体に移行。現在は形、重さ、重力、空間分割する作品のあり方を探っている。
http://www.risatsunegi.com/


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《Beat of lemonade》2015|マルチメディア、ビデオインスタレーション
平山 好哉|HIRAYAMA Yoshiya
 Long Term 

1984年横浜生まれ。美術家。
映像・音響・彫刻などを中心にメディアを複合させた総合芸術的な表現の研究、活動をしている。様々な媒体や表現方法を実験しながら、形而上的な世界を知覚し伝達することを試みている。土・木・石を扱った研究制作を経て、その過程で身体で覚えた造形感覚が表現行為の根底にある。近年より触覚的・造形的感覚で映像や音響を扱い表現に用いている。大量のフロッタージュやドローイング、またその制作過程を録音した摩擦音や雑音、独自の集音機を組み立てて収集した環境音などを使った実験をしている。
http://www.yoshiyahirayama.com/


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松本 太郎|MATSUMOTO Taro
 Short Term 

1973年大阪府生まれ、2000年より沖縄在住。写真家。
2007年、友人の写真家とともに自費出版の写真雑誌『LP』を創刊(2012年終刊)。写真集制作や、チラシや冊子などのデザインワークをてがけながら、写真や文学の創作を続け現在に至る。2016年「第四回 みなまた環境絵本大賞」を受賞。


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《JOYFUL-FEAR》2015|ミクストメディア
MIYAKE YURI|ミヤケ・ユリ
 Long Term 

東京生まれ。ミクストメディア。
皮膚感覚のひろがりや神経のざわめきへの解剖学的な視点などを通し、表皮ではなくむしろその奥の茫漠とした、エネルギーの集合体の流れのようなものに焦点を当てて制作している。身体感覚と視覚的な表現の関連性の魅力に特に惹かれ、プロのダンサーを招いてクロッキー会を敢行するなど、独自のアプローチを重ねる。
http://www.miyakeyuri.com/


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《私はあなたがたをたずねたい》2016|紙にパステル、ペン、テキスト
三輪 恭子|MIWA Kyoko
 Long Term 

1982年宮崎県生まれ。アーティスト。
「"個"の祝福」をテーマとし、訪れた場所に即したインスタレーションやドローイング作品を展開している。また近年は伝統が比較的強く残る九州近郊の島々を巡り、地域住民の宗教的な思想と日常との関係を考察してドローイングを起こすことで、忘れ去られてゆく個人や場所の記憶にささやかな揺さぶりをかける。
http://kyokomiwa.com/


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森田 裕子|MORITA Yuko
 Long Term 

記憶、空間、身体をテーマに作品を制作している。日常の動作のなかの単純な動きを拡張し、空間にぶつけていくパフォーマンスを行うことで、日常の中に隠された存在や残された痕跡、空間の持つ記憶に焦点を当て、確かに存在しているにもかかわらず可視化できない曖昧なものを身体によってトレースし可視化することで、記憶と存在の領域を再認識することで、物語を再構築することを試みている。
https://www.yukomorita.co.uk/


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《接触》2016|キャンパスに油彩
安田 拓郎|YASUDA Takuro
 Long Term 

1987年生まれ。アーティスト。
大学を卒業後、作家として活動し、自身の体験を「冬眠への意志」、「ディオニュソス的陶酔」といった言葉をキーワードから分析し、独学で絵画を制作している。「他人」、「匿名性」のメタファーとして、クマのぬいぐるみを絵画に登場させることが多い。
http://puripuritaro.wixsite.com/home


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《糖の皮膚》2018
山本 アンディ 彩果|YAMAMOTO Andy Ayaka
 Long Term 

1992年生まれ。自分と他者との感情のやりとりを見つめ、その目に見えない形態、動き、匂い、音などの可視化表現を行う。現在は認知症の祖父と二人暮らしをしながら「忘れられた記憶」をテーマに、「砂糖漬け」の手法を用いたシリーズの作品の制作をしている。「自分自身の今」を表現し続けるアーティスト。
https://www.instagram.com/andy_mnstr/


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《yes/no project》2014-2016|映像
吉本 直紀|YOSHIMOTO Naoki
 Short Term 

映画を軸とした様々な表現活動から実験、ドラマ、ドキュメンタリー、マルチパフォーマンス、演劇まで映画・映像表現の幅広い可能性を追求。2013年より黄金町へ活動拠点を移動。黄金町バザール2014で初インスタレーションに挑む。2015年と2017年、中国・成都市のレジデンスプログラムに参加。
http://stavrosfilm.web.fc2.com/


3.2017年から継続のアーティスト

・阿川大樹[小説家]
・秋山 直子[アーティスト]
・Atsuko Nakamura[現代美術作家]
・イクタケマコト[イラストレーター]
・MZ arts(エム・ジィ−・アーツ)[ギャラリー]
・岡田光生[アーティスト]
・金子未弥[アーティスト]
・カルビン・バーチフィール[アーティスト]
・ギャラリー サイトウファインアーツ[ギャラリー]
・近あづき[アーティスト・編み物]
・さんにん工房[アーティスト]
・スザンヌ・ムーニー[アーティスト]
・土居大記[アーティスト]
・西倉建築事務所[建築家]
・日本おはじきサッカー協会
・葉栗翠[アーティスト]
・人見紗操[アーティスト]
・ぶち木工[アーティスト]
・水辺荘[SUP]
・村田 真[画家]
・メリノ[画家]
・本村桜アリス[アーティスト]
・山本貴美子[セラミックアーティスト]
・楊珪宋[アーティスト]
・横浜美術大学 黄金町サテライトスタジオ「HAMABI AIR」[大学・活動拠点]
・吉本直紀/直聞[映像作家]
・廖震平(リョウシンヘイ)[絵画]
・レッドプロフィール[ファッションブランド]


4.黄金町AIRプログラムについて

NPO法人黄金町エリアマネジメントセンターでは、2009年よりアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムを実施し、若手アーティストの制作、発表、リサーチ等の活動支援を行っています。多様なジャンル(現代アート、工芸、デザイン、建築など)のアーティストおよびクリエイターが国内外から参加し、集積することによって、創造的で新しい価値を生み出す場をまちに形成していくことを目指しています。レジデンス期間中は、プレゼンテーションや作品発表の場を設け、アーティストのキャリアアップをサポートします。